HOME -NEWS- 井戸を設置いたしました 2021年1月16日 県独自ではありますが1月18日から緊急事態宣言が発令されます。正安寺におきましても、行事等の中止を余儀なくされておりますが、変わらずご相談はお受けいたしておりまので、皆さまがお悩み事や心配事を抱えておられましたら、どうぞご相談ください。感染症対策は徹底して行っておりますのでご安心ください。また、電話やメールでもお受けいたしております。 そのままのあなたで尊い 私たちは他人と比べてでしか「自分」が見えないものです。そして、その中で自分が「どのような人間か」を形作るわけですが、そうするとどうしても優劣・上下・善し悪しにとらわれてしまいます。ともすれば妬み嫉みが生まれ、知らず知らずの内に自分で自分を苦しめてしまいます。 今、社会で言われている「平等」とは、皆が一律に同じく在ろうという方向を示しています。しかし、「全てが同じ様に」というのは成り立たないものです。我慢を強いられる人、頑張りを求められる人。つまり「皆が出来ているからこれぐらいは出来なければいけない」と。また「皆がそうしているからそうでなければならない」と。それでは自分が失われ生き方が見えなくなります。 本来、平等とは「違いを認め合うこと」です。人は姿形も違いますし性別にかかわらず得手不得手があります。そして、それは場面によっても変わってくることでしょう。蔑み出来ないことを責め合うのではなく、支え合う中で「いのち」の上に平等の世界が開かれていくのです。 私たちは、不安や悩みをもっていて当たり前の存在です。だからこそ互いに救われていく存在として、そのままの私が認められる生き方が確かにあるのです。