HOME 仏事2024 行事2024 催事2024 ・ 【秋の彼岸会読経(9月22日)のご案内(預骨、納骨、散骨をされてますご当家様)】 2024年9月21日 花まつり法要について 2024年3月20日 お彼岸お中日の納骨堂等お参り時間変更のお知らせ 2024年3月19日 令和6年春のお彼岸のご案内 2024年2月29日 報恩講法要のご案内 2023年10月5日 そのままのあなたで尊い 私たちは他人と比べてでしか「自分」が見えないものです。そして、その中で自分が「どのような人間か」を形作るわけですが、そうするとどうしても優劣・上下・善し悪しにとらわれてしまいます。ともすれば妬み嫉みが生まれ、知らず知らずの内に自分で自分を苦しめてしまいます。 今、社会で言われている「平等」とは、皆が一律に同じく在ろうとすることです。しかし、「全てが同じ様に」というのは成り立たないものです。我慢を強いられる人、頑張りを求められる人。つまり「皆が出来ているからこれぐらいは出来なければいけない」と。また「皆がそうしているからそうでなければならない」と。それでは自分が失われ生き方が見えなくなります。 本来、平等とは「違いを認め合うこと」です。人は姿形も違いますし性別にかかわらず得手不得手があります。そして、それは場面や環境によっても変わってくることでしょう。蔑み出来ないことを責め合うのではなく、支え合う中で「いのち」の上に平等の世界が開かれていくのです。 私たちは、不安や悩みをもっていて当たり前の存在です。だからこそ互いに救われていく存在として、そのままの私が認められる生き方が確かにあるのです。